【花粉症・鼻炎薬】人気売れ筋ランキング上位の薬を薬剤師が紹介

こんにちは、薬剤師のMarukoです。

今回は鼻炎薬の人気売れ筋ランキングの薬を紹介します。

購入するときの参考にしてください。

人気売れ筋は価格.comのランキングやアマゾンランキングを参考にしています。

もくじ

アレルビ 56錠

鼻炎薬の部門で、
価格.comやAmazonで1位にランキングされている医薬品です。(2022年2月)

薬剤師の私もよく使用している医薬品で、効果もしっかりあるし、

副作用も少ないといわれており”ちょうどいい”薬です。

特徴・注意点

①アレグラと成分や効果は全く同じで、
 医療用でも頻繁に処方されている医薬品です

②アレグラのジェネリックのため値段がとても安い

③他の鼻炎薬に比べて眠気の副作用が出にくい

アレグラと成分や効果は全く同じ

アレグラとアレルビには、フェキソフェナジン塩酸塩という成分が配合されています。
このフェキソフェナジンは医療用の医薬品としてもよく処方されています。

そのフェキソフェナジンが市販のアレグラと同じ量が入っており、効果は全く同じです。

アレルビはとっても安い(アレグラと比較して)

amazon(2022年2月3日)で調べてみたところ、

アレルビは14錠入り(7日分)で 488 円
アレグラは14錠入り(7日分)で 985 円

でした。
7日分でも十分差が出ていますが、花粉症や慢性の鼻炎だと数か月飲むことも少なくありませんよね。

その場合、7日分で500円程度の差が出ているので、1か月で2000円、3か月で6000円の差になりこれは大きいですよね。( 7日分を購入し続けた場合の計算です)

他の鼻炎薬に比べて眠気の副作用が出にくい

最近の鼻炎薬はどれも眠気が少ないということを売りにしていますが、
アレルビの成分であるフェキソフェナジンは特に眠気が少ないといわれています。

通常、鼻炎薬の説明書には
【服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください】

などといった眠気が出現することを見越した注意点が記載されていますが、アレルビにはこういった文言はありません。

当然眠けが出ないわけではないので、どんどん乗っていいですよ。ということではないですが、
他の鼻炎薬と比較してやはり眠気が起きにくいことがわかります。

また、パイロットにもアレルギー性の諸症状に対して服用できる医薬品として
フェキソフェナジン、ロラタジン、デスロラタジン(市販薬なし)及びビラスチン(市販薬なし)が紹介されています。(2022年2月時点)

詳しく見たい方は航空医学研究センターの航空身体検査マニュアルを参照してください。

ストナリニS

鼻炎薬の部門で、
価格.comやAmazonでいつも上位にランキングされている医薬品です。(2022年2月)

価格.comでは5位、Amazonでは6位にランクインしています。

この商品はアレルビと違って1つの成分だけでなく、3種類の成分が含まれています。

アレルビで効果がなかった方におすすめしたい薬です。

特徴・注意点

① くしゃみや鼻水だけでなく、鼻づまりや腫れを緩和する成分が配合されている

② 1日1回でも作用が長続きする

③ 眠気は出やすい

鼻づまりや腫れを緩和する成分が配合されている

ストナリニSは以下の成分が配合されています。

  • クロルフェニラミンマレイン酸塩
  • フェニレフリン塩酸塩
  • ダツラエキス

ストナリニSにはフェニレフリン、ダツラエキスが配合されているため、鼻づまりだったり鼻が炎症を起こしている状態を緩和し、しずめてくれます。

花粉症の影響で、鼻が少しつまっているときやアレグラ(もしくはアレルビ)やアレジオンで効果が弱いなと思ったらストナリニSを試してみるのがいいと思います。

② 1日1回でも効果あり

ストナリニSは錠剤ですが、錠剤が2重構造であり、
胃で溶ける外層と腸で溶ける内核に成分がそれぞれ含まれています。

効果が時間差ででてくるため、1日1回でも作用が長時間つづきます。

③ 眠気がでやすい

クロルフェニラミンマレイン酸塩はアレグラやアレジオンの成分と同じ作用をします。
その代わり少し古い薬のためアレグラやアレジオンに比べて眠気などの副作用が出やすいと言われています。

クロルフェニラミンやアレグラの成分は基本的には予防的に服用する意味合いが強く、
鼻水だらだら、鼻も詰まってしまっているような状態だとあまり効果をすぐには発揮できません。

しかしストナリニSは眠くなる特徴があるので、車などの運転を行う方は使用できません。

アレジオン20

鼻炎薬の部門で、
価格.comやAmazonで2位にランキングされている医薬品です。(2022年2月)

医療用としてもアレジオンの名前で処方されています。アレグラほどではないですが、医療用もたくさんの患者さんに使用されています。

特徴・注意点

① 1日1回の服用で1日ずっと効く

② 医療用のアレジオンと全く同じ

③肝臓が悪い方はおすすめできず

1日1回の服用で1日ずっと効く

アレジオンの大きい特徴はこれです。

先ほど説明したアレルビ(アレグラ)は1日2回服用しないといけない薬です。

その点、アレジオンは1日1回服用することで1日24時間ずっと効果があるとされています。

毎日不規則な生活をされている方で、1日2回だと飲み忘れがある方やそもそも1日2回薬を飲むのがめんどう!という方にはアレジオンはおすすめです。

医療用のアレジオンと全く同じ

医療用で使用されているアレジオン錠と成分や量は全く同じです。

処方は不要で市販薬として購入できます。もともと病院でアレジオン処方されてたけど、毎年花粉症の時期だけ病院に行ってアレジオンの処方を出してもらいにいくだけは面倒!

などと思っている方は市販薬の購入をおすすめします。

アレグラと比較して効果もほとんど変わらないです。

副作用に関してはやや眠気がでるかなという程度で、個人差がだいぶあると思いますが、

鼻炎薬の中では眠気がでやすいほうではないです。

しかし、アレルビにはなかった文言が記載されています。

眠気等があらわれることがあるので、服用後は乗物又は機械類の運転操作をしない
でください。

と記載されていますので、車の運転や仕事で機械の運転操作をされる方にはおすすめできません。

肝臓が悪い方にはおすすめできず

肝臓が悪い方がアレジオンを服用すると、肝臓病の悪化や再燃をすることがあります。

また薬の副作用の頻度が肝機能が正常の方に比べて、約3倍高いです。

今までに健康診断やかかりつけの医師から肝臓が悪いと言われたことがある方は他の薬のほうがいいかもしれません。