咳が続くとつらいですよね。市販の咳止め薬には、咳のタイプに応じたさまざまな種類があります。本記事では、咳止め市販薬の種類や、症状別におすすめの薬をランキング形式で紹介します。
咳止め市販薬の種類
咳止め薬は大きく分けて2種類あります。
1. 鎮咳薬(ちんがいやく)
- 乾いた咳(痰が少ない咳)を抑える薬。
- 中枢性鎮咳薬(コデイン、ジヒドロコデインなど)と末梢性鎮咳薬(デキストロメトルファンなど)がある。
2. 去痰薬(きょたんやく)
- 痰が絡む咳を和らげる薬。
- カルボシステイン、アンブロキソール、ブロムヘキシンなどが代表的。
乾いた咳におすすめの市販薬
- アネトンせき止めZ錠(ジヒドロコデイン・dl-メチルエフェドリン配合)
- しっかり咳を抑えたい人向け。
- ジヒドロコデインが脳の咳中枢を抑制。
- 眠気の副作用があるため、運転前は避ける。
- 新コンタックかぜEX(デキストロメトルファン・クロルフェニラミン配合)
- 眠くなりにくい咳止め。
- 抗ヒスタミン成分も入っており、アレルギーによる咳にも。
- ストナ去たんカプセル(ブロムヘキシン・デキストロメトルファン配合)
- 乾いた咳と軽い痰の両方に対応。
- ブロムヘキシンが痰を溶かしやすくする。
痰が絡む咳におすすめの市販薬
- ストナ去たんカプセル(カルボシステイン配合)
- 痰を出しやすくし、のどの不快感を和らげる。
- 副鼻腔炎や中耳炎の改善にも役立つ。
- ムコソルバンS(アンブロキソール配合)
- 痰を薄くし、排出を助ける。市販薬として購入可能なドリンクタイプ。
- 気管支を広げ、痰を排出しやすくする。
- ブロン液EX(ブロムヘキシン・グアイフェネシン配合)
- 気道の粘液を薄くし、痰を出しやすく。
- 咳を鎮める成分も含む。
副作用や注意点
咳止め薬には、副作用があるものも多いため、使用時には注意が必要です。
- 鎮咳薬(コデイン、ジヒドロコデイン)
- 眠気や便秘を引き起こすことがある。
- 長期間の使用は依存のリスクがあるため注意。
- 小児や高齢者には慎重に使用する。
- 去痰薬(カルボシステイン、アンブロキソール)
- 胃腸障害(下痢、腹痛など)が起こることがある。
- 喘息患者では気道分泌を促しすぎる可能性があるため注意。
- 抗ヒスタミン成分配合薬(クロルフェニラミンなど)
- 眠気や口の渇きを引き起こす可能性がある。
- 運転や機械操作前の使用は避ける。
特に持病のある方や他の薬を服用している方は、薬剤師に相談してから使用しましょう。
まとめ
咳止め薬は咳のタイプに応じて選ぶことが大切です。
- 乾いた咳には「アネトンせき止めZ錠」「新コンタックかぜEX」など。
- 痰が絡む咳には「ムコダイン」「ムコソルバン」などが効果的。
症状が長引く場合や、咳がひどくなる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
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