カロナールは市販で買える?カロナールAとの違いと購入方法を薬剤師が解説

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「病院で処方されるカロナールは、ドラッグストアでも買えるの?」「市販のカロナールAとは何が違うの?」と疑問に思ったことはありませんか?

カロナールは、病院でもよく使われる解熱鎮痛薬です。頭痛や発熱に備えて、自宅に常備したいと考える方もいるでしょう。

結論からいうと、医療用の「カロナール錠」そのものは市販されていませんが、同じ有効成分を含む「カロナールA」は薬局やドラッグストアで購入できます。

ただし、医療用と市販薬では、対象年齢や用法・用量などが異なります。

この記事では、病院で勤務する薬剤師が、カロナールAの購入方法、医療用カロナールとの違い、同じ成分の市販薬、服用時の注意点をわかりやすく解説します😊

結論|カロナールは市販で買える?どこで購入できる?

カロナールという名前の薬には、医療用医薬品の「カロナール錠」と、一般用医薬品の「カロナールA」があります。

どちらも有効成分はアセトアミノフェンですが、購入方法や用法・用量などが異なります。

比較項目カロナール錠(医療用)カロナールA(市販薬)
分類医療用医薬品第2類医薬品
有効成分アセトアミノフェンアセトアミノフェン
1錠中の含有量200mg・300mg・500mg300mg
入手方法医療機関で処方を受ける薬局・ドラッグストア・適切な販売体制のある通販など
対象年齢医師が年齢・体重・状態に応じて判断15歳以上
服用量医師の指示に従う1回1錠、1日3回まで

つまり、医療用のカロナール錠を処方なしでそのまま購入することはできませんが、市販のカロナールAなら購入できます。

カロナールAは第2類医薬品なので、薬剤師または登録販売者が販売に対応できる薬局・ドラッグストアなどで購入できます。

また、医薬品の販売許可を受け、必要な情報提供体制を整えているインターネット販売店でも購入できます。

なお、店舗によって取り扱いの有無や在庫状況が異なるため、購入前に確認するとよいでしょう。

カロナールAはどんな市販薬?成分と飲み方を解説

カロナールAは、第一三共ヘルスケアが販売している第2類医薬品の解熱鎮痛薬です。

有効成分として、1錠中にアセトアミノフェン300mgを含んでいます。

頭痛・生理痛・歯痛・腰痛などの鎮痛や、悪寒・発熱時の解熱に使用できます。

また、アセトアミノフェンはNSAIDsと比較して胃粘膜への影響が少ないという特徴があります。ただし、副作用が起こらないわけではありません。

カロナールAの用法・用量

項目用法・用量
対象年齢15歳以上
1回服用量1錠(300mg)
1日服用回数3回まで
1日最大総量3錠(900mg)
服用間隔4時間以上
服用方法水またはぬるま湯で服用。なるべく空腹時を避ける
15歳未満服用できない

※これは市販薬「カロナールA」の用法・用量です。医療用カロナール錠の用量とは異なります。

症状が改善しない場合も、自己判断で服用量や服用回数を増やさないでください。

また、5~6回服用しても症状がよくならない場合は、服用を中止して医師・薬剤師などに相談しましょう。

カロナールAの商品情報を確認

カロナールAを購入するときは、商品名・内容量・対象年齢を確認しましょう。似た名前の医薬品と間違えないことも大切です。

※Pochippには、以前の記事で登録済みのカロナールAの商品を使用しています。購入時にはリンク先の商品名・内容量・販売条件を必ず確認してください。

医療用カロナールと市販のカロナールAは何が違う?

医療用カロナールとカロナールAは、有効成分が共通しています。

しかし、医療用医薬品と市販薬では、使用対象や用量の設定が異なります。

① 1錠中の成分量が異なる

医療用カロナール錠には、200mg・300mg・500mgの規格があります。

一方、市販のカロナールAは1錠中300mgです。

ただし、医療用のカロナール錠300mgと市販のカロナールAは、有効成分量が同じでも、製剤の仕様や用法・用量まで同じという意味ではありません。

② 対象年齢が異なる

医療用アセトアミノフェンは、小児にも処方されることがあります。医師が年齢、体重、症状などを考慮して投与量を決定します。

一方、市販のカロナールAは15歳未満に使用できません。

③ 服用量の決め方が異なる

医療用カロナールは、病気や症状、患者さんの状態などに応じて医師が用量を判断します。

市販のカロナールAは、15歳以上で1回1錠・1日3回までと決められています。

病院でカロナールを1回2錠服用していたからといって、市販のカロナールAも自己判断で2錠服用してよいわけではありません。

カロナールと同じ成分を含む市販薬は?

カロナールA以外にも、アセトアミノフェンを有効成分とする市販薬があります。

代表的な製品を比較してみましょう。

商品名アセトアミノフェン含有量対象年齢
カロナールA1錠中300mg15歳以上
タイレノールA1錠中300mg15歳以上
バファリンルナJ1錠中100mg7歳以上
小児用バファリンCII1錠中33mg3歳以上15歳未満

※上記は1錠中の成分量です。1回に服用する錠数は製品や年齢によって異なります。

同じアセトアミノフェン配合薬でも、服用できる年齢や1回量は製品ごとに異なります。

カロナールAとタイレノールAの違いは?

カロナールAとタイレノールAは、いずれも1錠中アセトアミノフェン300mgを含み、15歳以上を対象とする市販の解熱鎮痛薬です。

どちらも1回1錠・1日3回まで、服用間隔は4時間以上とされています。

ただし、添加物や製品仕様、空腹時の服用に関する案内などには違いがあります。

カロナールA:添付文書では、なるべく空腹時を避けて服用するよう記載されています。

タイレノールA:空腹時にも服用できるとされていますが、かぜによる悪寒・発熱時には、なるべく空腹時を避けるよう記載されています。

同じアセトアミノフェン300mgの市販薬でも、それぞれの製品の添付文書に従って使用することが大切です。

子どもにカロナールAは使える?

市販薬のカロナールAは、15歳未満のお子さんには使用できません。

一方、アセトアミノフェン自体は小児医療でも広く使用されています。

医療機関では、子どもの年齢・体重・症状などに応じて適切な製剤や投与量を選択します。

そのため、大人向けのカロナールAを半分に割るなどして、子どもに自己判断で服用させないでください。

子ども向けの市販薬を選ぶ場合は、対象年齢に対応した製品を確認しましょう。

例えば、バファリンルナJは7歳以上、小児用バファリンCIIは3歳以上15歳未満が対象です。ただし、年齢によって服用する錠数が異なるため、添付文書を必ず確認してください。

また、小中学生用ノーシンピュアもアセトアミノフェンを含みますが、アリルイソプロピルアセチル尿素や無水カフェインも配合された製品です。

アリルイソプロピルアセチル尿素は眠気が現れる可能性がある成分なので、アセトアミノフェン単独の製品とは注意点が異なります。

お子さんの発熱や痛みで判断に迷う場合は、小児科医や薬剤師へ相談してください。

カロナールAを服用するときの注意点

カロナールAは薬局やドラッグストアで購入できますが、使用前には必ず注意事項を確認しましょう。

① ほかの解熱鎮痛薬やかぜ薬と併用しない

市販の総合感冒薬や解熱鎮痛薬にも、アセトアミノフェンが含まれている場合があります。

同じ成分を重複して服用すると、アセトアミノフェンの過量投与によって重い肝障害が起こるおそれがあります。

また、カロナールAの添付文書では、服用中にほかの解熱鎮痛薬、かぜ薬、鎮静薬を使用しないよう記載されています。

病院で処方されたカロナールを使用している方も、市販薬を追加する前に医師や薬剤師へ確認してください。

② 肝臓病や腎臓病などの持病がある方は相談する

アセトアミノフェンは、NSAIDsと比べて胃への影響が少ない傾向があります。

しかし、肝臓病、腎臓病、心臓病、胃・十二指腸潰瘍などの診断を受けている方は、服用前に医師や薬剤師へ相談する必要があります。

また、妊娠中・授乳中の方、ほかの医薬品を使用している方も、自己判断せず相談してください。

③ 飲酒と長期連用を避ける

カロナールAは、添付文書で服用前後の飲酒が禁止されています。

特に日常的に多量の飲酒をする方などでは、アセトアミノフェンによる肝障害のリスクに注意が必要です。

また、長期間の連続使用は避け、5~6回服用しても症状が改善しない場合は、服用を中止して医師や薬剤師などに相談してください。

④ 解熱鎮痛薬でぜんそくを起こしたことがある人は服用しない

カロナールAの添付文書では、本剤やほかの解熱鎮痛薬、かぜ薬によってぜんそくを起こしたことがある方は服用しないよう記載されています。

過去に解熱鎮痛薬で呼吸困難やぜんそく症状が出たことがある場合は、自己判断で服用しないでください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 医療用カロナールとカロナールAは同じ薬ですか?

有効成分はどちらもアセトアミノフェンです。ただし、医療用医薬品と一般用医薬品という違いがあり、規格や用法・用量なども異なります。

市販のカロナールAを服用する際は、医療用の処方量ではなく、カロナールAの添付文書に従ってください。

Q2. カロナール500mgは市販で買えますか?

医療用のカロナール錠500mgそのものは、一般用医薬品として販売されていません。市販の「カロナールA」は1錠中300mgです。

500mgが必要と判断された場合でも、自己判断で市販薬の錠数を増やさず、医師や薬剤師に相談してください。

Q3. カロナールAは薬剤師がいないドラッグストアでも買えますか?

カロナールAは第2類医薬品なので、登録販売者が販売に対応できる場合は、薬剤師が不在でも購入できます。

ただし、専門家が販売に対応できない時間帯には購入できません。

Q4. カロナールAとタイレノールAはどちらがよいですか?

どちらもアセトアミノフェン300mgを含み、15歳以上が対象です。

ただし、添加物や空腹時の服用に関する案内などに違いがあります。添付文書を確認し、自分の状況に合った製品を選びましょう。

Q5. カロナールとロキソニンの違いは?

カロナールの有効成分はアセトアミノフェン、ロキソニンの有効成分はロキソプロフェンです。

ロキソプロフェンはNSAIDsに分類され、抗炎症作用を持ちます。一方、アセトアミノフェンはNSAIDsと比較して胃への影響が少ない特徴があります。

ただし、効果の強さを単純に比較することはできず、症状や体質、持病などによって薬の選び方が異なります。

詳しくは、アセトアミノフェンとロキソプロフェンの違いを比較した記事で解説しています。

まとめ|カロナールを市販で購入するには?

  • 医療用カロナール錠は、そのまま一般用医薬品として購入できない
  • 市販のカロナールAは薬局・ドラッグストアなどで購入できる
  • カロナールAは1錠中アセトアミノフェン300mgを含む第2類医薬品
  • 15歳以上が対象で、1回1錠・1日3回まで
  • タイレノールAなど、同じ成分を含む市販薬もある
  • 15歳未満の子どもにはカロナールAを使用できない
  • ほかの解熱鎮痛薬やかぜ薬との併用、飲酒、長期連用に注意する

市販薬は手軽に購入できますが、正しい使い方が大切です。

購入時に迷った場合は、薬剤師や登録販売者に相談してくださいね😊

関連記事|カロナールとほかの市販薬を比較

カロナールAとほかの解熱鎮痛薬の違いについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

参考資料

※製品情報・添付文書の確認:2026年10月。医薬品の使用にあたっては、最新の添付文書を確認してください。

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Maruko
はじめまして!Marukoです。 病院で薬剤師として働きながら、2人の子供を育てています。毎日の仕事や育児の中で、子供が病気になったときに「どうしたらいいの?」と悩むことがたくさんありました。 このブログでは、子供の病気やお薬について、わかりやすく解説しています。「薬っていつ飲めばいいの?」「熱が出たらどうする?」そんな疑問に、薬剤師の視点からやさしくお答えします!