春や秋になると、鼻水や鼻づまりがつらくなる花粉症。飲み薬を使いたくても、眠気が出てしまうのが気になるという方も多いのではないでしょうか?
そんな方におすすめなのが 点鼻薬 です。鼻に直接作用するため、素早く効果を実感しやすいのが特徴です。
この記事では、市販されている花粉症の点鼻薬を 薬剤師目線 で徹底解説!それぞれの 特徴・効果・副作用 について詳しく紹介します。あなたにピッタリの点鼻薬を見つけるための参考にしてください。
点鼻薬の種類と選び方
点鼻薬には、大きく分けて以下の 3つの種類 があります。
- 抗ヒスタミン剤配合タイプ(例:ナザール、アスゲン点鼻薬AG) → くしゃみや鼻水を抑える
- ステロイド配合タイプ(例:ナザールαAR0.1%、アスピー点鼻薬EXa) → 鼻づまりや炎症をしっかり抑える
- 血管収縮剤配合タイプ(例:パブロン点鼻、コルゲンコーワ鼻炎ジェット) → 即効性が高いが、長期使用は注意
市販の点鼻薬一覧と特徴
- ナザール「スプレー」シリーズ(血管収縮剤タイプ) – 速効性があるが、連続使用は3日以内
- ナザールαAR0.1%(ステロイドタイプ) – 長時間持続、1日1~2回の使用でOK
- アスゲン点鼻薬AG(抗ヒスタミン・血管収縮剤タイプ) – 眠くなりにくく即効性あり
- コルゲンコーワ鼻炎ジェット(血管収縮剤タイプ) – 清涼感があり、速効性が高い
- パブロン点鼻EX(血管収縮+抗ヒスタミンタイプ) – 液だれしにくく持続効果あり
- エージーノーズアレルカットEXc(ステロイドタイプ) – 1日2回で効果持続
- エメロットALGプラス点鼻薬(抗アレルギータイプ) – 鼻水・鼻づまりを防ぐ
- ケナリス点鼻薬(血管収縮剤タイプ) – 鼻づまりを速やかに緩和
- ナシビンMスプレー(持続型血管収縮剤タイプ) – 長時間効果が続く
- パブロン鼻炎アタックJL(ステロイドタイプ) – ステロイド成分で強力な抗炎症作用
点鼻薬の使い方と注意点
- 鼻をかんで、鼻腔をきれいにする
- ボトルをよく振り、まっすぐ持つ
- 片方の鼻を押さえながら、反対の鼻にスプレー
- スプレー後は鼻をすすらず、そのまましばらくキープ
- 1日の使用回数を守る
まとめ
- くしゃみ・鼻水がひどい → 抗ヒスタミンタイプ
- 鼻づまりが強い → ステロイドタイプ
- すぐに効果を実感したい → 血管収縮剤タイプ(短期間の使用限定)
症状や使用目的に応じて、自分に合った点鼻薬を選び、正しい使い方を守る ことで快適な花粉症シーズンを過ごしましょう!
コメントを残す