市販薬に抗生物質ってあるの？選び方と注意点を解説します

市販薬に抗生物質は入っているの？🤔

「風邪ひいたみたい…市販薬で抗生物質がほしい！」そんなふうに思ったこと、ありませんか？実は、ドラッグストアなどで購入できる市販の飲み薬には抗生物質（抗菌薬）は含まれていません。なぜなら、抗生物質は細菌をやっつけるお薬で、正しい使い方をしないと耐性菌（お薬が効かない菌）が増えるなどのリスクがあるため、医師の処方が必要です。

ただし、市販薬でも「外用薬（塗り薬や目薬）」には一部、抗生物質が入ったものがあります。軽い感染症や予防のために使える場合がありますが、正しい選び方や使い方が重要です。

抗生物質が入った市販薬の種類と商品例🐻‍❄️

市販で手に入る抗生物質入りの薬は、大きく分けて以下の2種類です。

🩹 軟膏タイプ（塗り薬）

軽い擦り傷、切り傷、ニキビの悪化防止などに使われる軟膏には、以下のような抗生物質が含まれています。

• フラジオマイシン（例：ドルマイシン軟膏）
• バシトラシン、ポリミキシンB（例：テラマイシン軟膏a）

これらは、傷口から細菌が入って感染するのを防ぐ目的で使われます。ただし、傷が深かったり、膿んでいる場合は市販薬ではなく病院に行く必要があります。

👀 点眼薬タイプ（目薬）

目が赤く腫れたり、ものもらいなど軽い目の感染症には、抗生物質が含まれた点眼薬が市販されています。ものもらいなどの症状があった場合は市販薬に頼らず受診をおすすめします。

• スルファメトキサゾール（例：ロート抗菌目薬EX、サンテ抗菌新目薬）

ただし、症状が重い場合や改善しない場合には早めに眼科を受診しましょう。

抗生物質入りの市販薬を使う際の注意点⚠️

市販の抗生物質入り外用薬を使うときには、以下のポイントに注意してください。

🚫 ウイルス感染には効かない！

抗生物質は細菌にのみ効く薬です。風邪やインフルエンザはウイルスが原因なので、抗生物質を使っても効果はありません。「早く治したいから」と間違った使い方をすると、むしろ耐性菌の原因になります。

🐢 耐性菌が増える可能性

抗生物質を使いすぎたり、間違った方法で使用すると、耐性菌が生まれるリスクがあります。耐性菌が増えると、いざという時に薬が効かなくなってしまいます。

🌿 アレルギーに気をつけよう

抗生物質の中には、人によってはアレルギー反応を起こすものがあります。過去に抗生物質で皮膚が赤くなったり、かゆみや発疹が出たことがある人は、成分をしっかり確認しましょう。不安な場合は薬剤師さんに相談してくださいね。

🧴 使う場所を間違えないで！

目薬と軟膏では使用する場所が全く違います。目の薬を傷口に塗ったり、皮膚用の軟膏を目に入れると、症状が悪化する可能性もあります。必ず説明書きをよく読み、正しい用途で使いましょう。

抗生物質が必要か迷ったらどうする？🧐

「傷が深くて膿が出てきた…」「目が腫れて痛みが強い…」といった症状があれば、市販薬で自己判断せずに医療機関を受診することをおすすめします。

また、市販薬を使用して数日たっても症状が改善しない場合も同じです。早めにお医者さんに相談し、適切な治療を受けましょう。

まとめ🐰✨

• 市販の飲み薬には抗生物質は含まれていない（医師の処方が必要）
• 軽い傷や目の症状には抗生物質入りの市販外用薬がある
• 抗生物質は細菌にのみ効果があり、ウイルスには効かない
• 間違った使い方や使いすぎは耐性菌を生む原因になる
• 症状が改善しない場合は早めに病院を受診する

抗生物質は私たちの健康を守る大切な薬です。だからこそ、正しく使い分けて賢く活用していきましょう🐰💖！