1. 病気はどうやってうつるの?
風邪やインフルエンザなどの病気は、ウイルスや細菌(ばい菌)が体に入ることで発症します。では、どうやって体に入るのでしょうか?
病気がうつる主な方法
飛沫感染:
せきやくしゃみのしぶきにウイルスが含まれていて、近くの人が吸い込むと感染する
接触感染:
手すりやドアノブについたウイルスを触り、その手で口や鼻をさわると感染する
ウイルスが体内に入ると、体の免疫が戦いますが、はじめてのウイルスにはすぐに対応できないこともあります。そこでワクチンの出番です!
2. 体の中の「免疫」とは?
わたしたちの体には「免疫」という病原体と戦う仕組みがあります。
免疫の働きは次のようになっています。
免疫の働きとは?
ウイルスを発見!
ウイルスを攻撃!
「このウイルスを覚えた!」と記憶し、次に侵入したときにすぐ攻撃できるようにする
しかし、新しいウイルスが入ると、免疫が準備するのに時間がかかり、
その間に病気が進んでしまうことがあります。そこで活躍するのがワクチンです!
3. ワクチンの仕組みを知ろう!
ワクチンとは?
ワクチンは、病原体を弱くしたものや、その一部を体に入れ、免疫に「ウイルスを覚えさせる」ためのものです。
ワクチンのウイルスは病気を引き起こさないように工夫されているので安全!
本物のウイルスが入ってきても、免疫がすぐに対応できるようになる!
ワクチンを打つとどうなる?
免疫がウイルスを学習する
次に本物のウイルスが入ったとき、すぐに攻撃できるようになる
病気の発症や重症化を防げる
これが、ワクチンを打つと病気になりにくくなる理由です!
4. ワクチンを打つとどうなるの?
ワクチンを打つことで、病気にかかるリスクが減るだけでなく、
重症化を防ぐこともできます。
クイズ!
ワクチンを打ったあと、熱が出たり体がだるくなったりすることがあるのはなぜでしょうか? 体がびっくりしているから
免疫がウイルスと戦う準備をしているから
ウイルスが増えているから
正解は…
免疫がウイルスと戦う準備をしているから!
ワクチンを打つと、免疫が「戦いの準備」をするため、一時的に体が反応することがあります。でも、これは正常なことなので安心してください!
5. まとめ
病気はウイルスや細菌が体内に入ることで発症する
免疫は病気と戦う力を持っているが、初めてのウイルスには時間がかかる
ワクチンを打つと、免疫がウイルスを覚え、次に侵入したときにすぐ攻撃できるようになる
ワクチンは病気の発症や重症化を防ぐのにとても役立つ
ワクチンを正しく理解し、必要な接種を受けることで、健康を守ることができます!
6. 豆知識:「ワクチンがないとどうなる?」
ワクチンがなかった昔は、多くの人が天然痘やポリオといった病気にかかっていました。
しかし、ワクチンのおかげで天然痘は 世界から完全になくなった のです!
さらに、ポリオなどの病気もほぼ消滅しています。
ワクチンが普及することで、多くの人の命が救われているのですね!
ワクチンの秘密、わかりましたか?
これからも正しい知識を身につけて、健康な毎日を送りましょう!
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